響組様における従来の課題(星様より)

スタートアップで手が回らずお願いしました。

業界を牽引するほど先進的な企業様のWebサイトを分析・検証することになったのですが、Web3.0やNFT、ブロックチェーン技術に関する説明や案内資料って専門的すぎて、一般的なビジネスマンには理解しづらいんです。また、新規事業市場ということもあり、投資すべきはサービスそのものであり、少数精鋭で運営していることからもなかなかWebサイトに注力することができないのが現状です。実際、どのWeb3.0系サイトを見てもページ数は少なく、一般理解できないような内容で、どうしても食わず嫌いになりやすい業界ですよね。

しかし、Google検索でも「NFT」や「ブロックチェーン」で検索する人は非常に多く、その検索数は増える一方だったんです。とはいえ、検索上位のサイトページを見てもやっぱり理解しにくい説明が多く…この「NFT」「ブロックチェーン」の検索者に対して、もっと分かりやすいコンテンツを作り、どういうサービスかを理解してもらうことが出来れば、ターゲットへのリーチは増加すると考えました。

当時は企業様側も営業するリソースが無く、社内の知り合い伝いでパイプラインを増やし、あとはPRで、という形式で進めていましたが、これにも限界はあるわけで…やはり一般問い合わせ数をいかに増やすかが課題でした。

つまり、Webサイトに必要なのはSEOとCRO(Conversion Rate Optimization)で、そもそもサイトの建て付けから変える必要があると感じました。とはいえ、スタートアップで手が回らず…そこで、課題点の洗い出しと分析、改善策とその改善代行まで行ってくださる全研本社コミュニケーションプロダクツ事業部さんにお願いしました。こちらでは指示に合わせたコンテンツだけ考えれば良いだけで、それ以外は全てお任せできたので、成功する形のイメージが湧きやすかったです。

今回ご実施いただいたコミュニケーションプロダクツ事業部のプラン

サービスを利用してみて

ペースとしてはちょうど良かったと思います。

まず、申込1ヶ月でサイト全体の戦略案や修正・改善内容までひと通りいただきました。その時のミーティングで最初の1ヶ月で行うべき修正作業までご提案いただいたので、私の方では優先順位を決めながら判断すれば良いだけでした。そもそもこの業界であるべきサイト構造案や優先順位までいただいていたので、私自身勉強させていただきながら「では、それでお願いします」と(笑)。その後は修正前と修正後でご報告と対象ファイルをいただきました。

もともとWordPressで作成しているサイトだったので、必要なプラグインをご提案いただき、更新とその作業に何が必要かまで教えてもらいました。GitHubを使いながら「後は公開すれば良いだけ」のところまで改善していただいたのは本当に楽でしたね。「1ヶ月間でもっともっと対応してほしい」と思いましたが、さすがに全研本社さん側の工数もあるようでしたし、こちらも月額予算があったので、少しずつ対応していただきました。何より、全研本社さん側で建て付けた構造やページに合わせて文章や図をこちら側で入れ込んでいく作業もありましたのでペースとしてはちょうど良かったと思います。

骨組みを全研、肉付けを星様で分担
当時ご提案したサイト構造案(例)
KPIと全体スケジュールと修正項目

SEOって「言うは易し」で、実際にどう進めていくかが最重要だと思っているのですが、上手く役割分担もでき、進んでいる感もあったので常に前向きな気持ちでいられますね。

実施後の効果として

お取引当初の100倍まで流入が増加しています。

やはり構造の構築と最初の肉付けで、検索エンジンに理解してもらうまで3ヶ月はかかりました。これは月間レポートや定例会時から理解していたので想定内でしたが、Google Search ConsoleでGoogleから検知してもらったな、と分かるまで大変でしたね(笑)。XMLサイトマップの作成や余計なページの削除やリダイレクト、昔のページの整理等、まずマイナス部分を無くすことからはじめました。そして、今後強化するコラム記事を入れ込む雛形をどうするか、や何の記事から作るのか、Webサイト内に登場する社員を誰にするか等、3社間で何度も話し合いました。

そして4ヶ月目から急に一般検索からの流入が増えました。早く結果を出すために、全研本社さん側は基本ページの構造を立て直しつつ、私たちのほうでコラム記事の投げ込みを強化しました。これは流入への優先順位を考えた結果です。全研本社さんがコラム雛形を真っ先に作成くださり、初月からとにかくそこに良質な記事を作成していきました。

そういった記事への評価のために、並行して全研本社さん側で構造を改善してくださったので、検索順位が付き始め、4ヶ月目にして骨組みと肉付けが合流したって感じでしょうか(笑)。

依頼当初は月間数十セッションだったのですが、Google Search ConsoleでGoogle検索からのクリック数だけで、4ヶ月目には月間約500(クリック)まで伸びました。この時点で既に10倍近くになっていますよね(笑)。もともと指名検索数が少なかったので、私の方でPR活動は強化していたものの、セッション内訳の多くは「NFT」や「ブロックチェーン」回りの検索キーワードからの流入でした。

そして、7ヶ月目には月間2,000クリックを超えました。PR活動も実を結び、指名検索数も増えてきてSEO評価も高まり出し、コラム以外へのページに直接流入することも増えました。具体的にはサービス概要ページや実績ページですね。特に実績ページに関しては取引先となる顧客からリンク紹介いただくこともあり、直接流入だけでなくSEO効果にも繋がったと思います。

10ヶ月目には3,000クリックくらいまで到達し、KPI通りに推移したので、1年間の契約後も全研本社さんに継続して依頼することになりました(当初の契約期間は1年の予定だった)。もっと伸びしろがあると言われ、今度はコンテンツ設計の部分でご提案をいただいていたので、コンサルテーションプランを継続しました。今ではさらに伸びて、お取引当初の100倍まで流入が増加しています。

Google検索からのクリック数推移(当時)

また、CRO(コンバージョン率向上)についてですが、これはそもそもの予定として最初の6ヶ月は流入に注力するためにCROは様子を見る、というスタンスで行っていましたが、流入数に比例して資料請求も伸びたと思います。コンバージョン率が伸びたというよりは、単純に数字が加算された印象です。

実は2年目のSEO争点はこのCROでして、先ほど全研本社さんから言われた伸びしろというのもコンバージョン率のことでした。資料請求数自体が伸びたので、まだまだ流入数も増えていたこともあり、そこまでコンバージョン率に注力はしてこなかったんです。ここが課題といえば課題だったのですが、工数上なかなか確保できなかったというのが正直なところでした。そもそも数百セッションくらいでコンバージョン率が…とも言いづらかったですし。

現在はコンバージョン率向上のためにエントリーフォームから見直し(EFO)、それに合わせた裏側のデータベース修正もサイト運営側で修正しています。こういったCROもSEOの一環としてご指示いただけているのは助かっています。

まとめ : 今回良かったこと

  • サイト構造から見直し、骨組みを整えることでSEOフレンドリーな状態に。検索順位が上がりやすく、結果的に4ヶ月目から流入が増加し、最終的には100倍に!
  • コンテンツ内容においてどういうものが検索エンジンやユーザーに好まれるか具体的に指示を受けたので作成しやすかったこと
  • 骨組みは全研本社に修正代行をお願いし、肉付けを自社で行うことで効率的且つスムーズにSEOできたこと

今回のプランについて

SEOコンサルテーション

当社のSEOコンサルテーションは、最初にサイト内部を全て分析し、KPIと改善スケジュールの計画を立て、毎月定例会を設けながら改善を進めていくプランです。 レポートに関しては、アクセスレポート、Google Search Consoleから判断できる課題箇所のレポート、そしてご提案している進捗と検証、次回施策レポートの3種類をご用意しています。 運用代行まで行っていますので、まずは費用形態も含めお気軽にご相談ください。

サービスページへ

その他の実績紹介

コラム記事を読んでご相談したくなったら

件名を選んでご相談ください